RSS | ATOM | SEARCH
その組織コンサルティングは宗教です。

戦略人事部長代行の仕事を数件いただき、コンサルモードになっている村山です。

 

そんな背景もあり、最近の人事コンサルの中でも流行りの手法を調査してみました。僕のFBの広告に良く出てくるので、興味もあり、どんな内容かなと。

 

結論、一定の状況の組織には凄く意味がある組織作りの方法だけど、これを導入しちゃダメな組織も結構あるなと。組織作りにおいて、特定のやり方を否定することで自社のコンサル手法を売り込むのは常套手段ですが、これを現場でもやっているとクライアント企業を壊すリスクもあるなと感じた次第です。

 

組織というのはそもそも宗教的に成り立つので、その背景や成り立ちの文脈理解が大事で、それを無視した手法のインストールは宗教対立が内部で発生するのでかなり危険です。

 

理論としては利用できることも多く、参考にはなるのですが大半は過去の人事理論の焼き増しで、特段新しいことはなくPRがうまいという以上の印象も受けませんでした。前回の好景気の時代に新卒採用でワイキューブさんとかが宗教的にシンパを増やして、結果最終的にメッキが剥がれたのを思い出しました。歴史は繰り返すのか。。。

 

組織作りで大事なのは、それ自体がどんな制約と誓約に従う生き物なのか?株式上場を目指す企業と非上場、専制君主制と共和制、伝統企業か成長企業か、単一事業かコングロマリットか。。。などなど。

 

コンサルティングファームは型に落とすことで、汎用性を高めたサービスを展開するので致し方なしですが、人事のプロフェッショナル然として言い切るのは如何なものかと。

 

人事コンサルの導入前にセカンドオピニオンを取りたいということであれば、しっかりとした人事部長経験者数名を集めてレポート出させていただきますので、大きなコンサル依頼時には一声掛けていただければ幸いです。

 

 

 

JUGEMテーマ:人事プロ(HR Professional)

author:dhr, category:組織論, 12:39
comments(0), -
Comment