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仕事の矜持〜刺激とその反応〜

ひさびさに頭にきた

 

こう書くと穏やかではないが、自分が仕事(今回は人材紹介)に関して、僕からすれば門外漢の先輩から指摘が入った。

言いたいことは山ほどあるが(何回か書いて消した)、自己満足にしかならないから、ここでは割愛する。

 

むしろ、改めて自分がこの人材紹介という仕事が好きなのだと気づいたという点について、新鮮な驚きがあった。

元々新卒入社の会社で選んだ道なので、嫌いなはずはないのだが、若かりし頃は営業が苦手で売上が伸びなかったこともあり、この仕事で実績を出すことは適わなかった。

 

今は経営者としての経験と、様々な会社を人事の代行を含めて中から見させていただいた結果、人事紹介の精度が格段に上がった。企業担当でもあり、個人の方とも面談もするので自分の中でマッチングが暗黙知で固まっているということも当然ある。

結果として、書類通過率は70%以上、ご紹介からの内定率も50%程度を維持している。

残念ながら決定率は20%程度になるが、自分が紹介できなかったにしろ、関わった方の大半は転職に成功している。

 

この経験と実績で大事にしていることは何か。結局自分が出会った目の前の求職者の方を幸せにして、自分に期待をしてくれている企業経営者に少しでも応えていく。そのためには自分がどう見えようが知ったことではない。本気でそう思っている。

 

人材紹介というのは怖い商売で、ひとつ自分が気を緩めると、個人も企業も不幸にする。だから論理と感性をフルに活用して、自分の中の最適解をぶつけていく。人を理解するなんて、とても大変なことで、だからこっちも嘘をつかずに面談する。

 

採用側の正直な話をするから、求職者の方も気分を害する人がいる。それはそれで仕方がない。僕というエージェントが合わなかったのだがら。僕はストレートに伝えるし、経営者という生き物については普通の人たちよりも理解をしているつもりだ。その立場で伝えたいし、だからこその価値提供ができていて上記の定量的な数値にもつながっていると思う。

大手のエージェントだと書類通過率10%だったりする場合もある。そこにプロとしての矜持はあるのだろうか?自分が勧めた企業のうち大半について書類が通過しないなら、そんな仕事さっさとAIに譲ればいい。

 

こういった想いが突如あふれた。こういうのって普段は表出化しない。自分の内面になんとなく存在しているからだ。でも、冒頭のような「頭にきた」理由を考えると、ここに行きつく。僕は僕の関わった求職者の方全員に幸せになってほしい。僕に期待してくれている企業様に全力で貢献したい。

 

外部刺激があるから、内と外の境界がはっきりする。輪郭は刺激によって明確化する。

 

今年40歳。不惑とは言え、喜怒哀楽は大事に、熱量を持って仕事に向かい続けたい。

外野に非難されても、自分の目の前の人たちを幸せにしよう。改めて心に決めた。

 

 

 

JUGEMテーマ:人事プロ(HR Professional)

author:dhr, category:キャリア論, 00:48
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