- 【人材DBの観点から】自社のお抱え人材紹介会社を持ちましょう
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2018.11.26 Monday
ここ10年くらいの人材業界のビジネスモデルの変更はかなり激しい。
特に、仕入れにあたる人材のDBは大手が解放したことにより、大手のプラットフォーム化と中小のプレイヤー化が進みました。
結果として採用側も採用戦術の変更が求められています。昨今のダイレクトリクルーティング・リファラル採用などは、その最たるものである程度採用担当者がマーケティング能力があり、マンパワーもあれば有用な方法です。
今回は、そういったマンパワーが社内に無く、あくまで人材紹介会社を使うことで社内マンパワーを押さえる企業様向けの人材紹介会社の活用方法。特に、特定の職種を採用したい場合なんかには求人媒体とか大手に依頼するより遠回りしているようで確率が上がります。
標題にもあげましたが、まずはお抱えの紹介会社を持つことです。大手ではなく中小の紹介会社。特に社長や役員が営業に来るようなところが良いです。これは担当が変わらないので長期の付き合いができます。採用経験者の方はご存知の通り大手はコロコロ担当が変わります。それはそれで意味があるのですが、お抱えにはなりません。
お抱えの人材紹介会社を設定したら次は使い方(言い方は悪いですが)です。
現在の人材市場はプラットフォーマーと化した大手がそのDBを中小に開放していますので、下手に多くの会社にオープンにすると同じ人材にいくつもの紹介会社から同じ求人が届くことになります。これ、とても格好悪いし必死感が出て応募者の意欲喚起の観点からするとイマイチです。応募者は特別感のある求人が大好きです。
ということで手順です。
1、お抱えの紹介会社を選定
↓
2、紹介会社がすべてのプラットフォーマーのDBに「ウチだけの独占求人です」としてスカウト
→その時点で転職意志の顕在層にはアプローチ完了
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3、2週間でスカウト期間終了
↓
4、必要な応募者が集まれば、その中で進める
↓
5、期待するほど集まらなければ、大手も含めて大量に紹介会社にオープンして物量戦
→個別の紹介会社にしか登録していない層もいるため、ここを捕まえに行くには物量戦が必須。
Exプラットフォーマー→リクルート、ビズリーチ(キャリトレ含む)、マイナビなどの紹介会社に人材DBをオープンにしている企業
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