- 人材紹介フィーは30%でお願いします。
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2017.10.03 Tuesday
今日は、めちゃくちゃ人材紹介会社側の立場で書きます。
人事のポジションを取っているときもあるので、その時とは言ってることが違ったりしますが、
兼業・副業の世の中、そういった矛盾も飲み込んで仕事をしていきたいと思います。
さて、本題です。
最近人材紹介の営業としてお客様である企業人事のもとに伺うことも多いのですが、
色々求人ヒアリングも終わった後に契約の話になると
「当社はどちらの人材紹介会社様も30%でお願いしているので、合わせてください」
と、さらっと言われることがあります。
こちら転職希望の当社登録者の方からすれば、30%でも35%でも良い求人であれば、もちろん変わらずにご紹介いたします。
問題は、実はそこではないのです。
この人材売り手市場の環境下で、成功報酬フィーが30%でも35%でも採用が難しいのは変わらないです。
なんなら成功報酬50%を提示される企業様、職種も沢山あるのが現状です。
その中で、どうして30%を提示したのか?その理由はあるのか?という点がとても気になります。
そういった発言の大半は「当社ではそう決まっているので」という一言です。
例えば、利益の創出できる事業部長であれば、いくら払っても採用したいのが経営者です。しかし、そういった方でも
こういった「きまり」に当てはめるとフィー30%となります。エージェントの立場ではこのような画一的な判断をする企業に
優秀な人材を紹介したいとは思いません。人材の価値に投資できるからこそ、人材が入社後に活きると考えます。
実際、こういった「きまり」にしてしまっている企業は全社的な様々なビジネスが慣習的であり、機動的に課題に対応できていない企業が多いと感じます。
もちろん、紹介業に携わるエージェントが儲かりたいんだろう?という誹りも正解です。ビジネスなので、利益は高いほうが正解でもあります。
しかし、そこには我々も矜持があるので、本当に意味のある30%は受け入れています。
・他社にはない独特の魅力があり、採用ブランドもしっかりとしているため、応募者様の決定率の高い企業様。
・市場の採用基準よりも低い基準で採用する。しかし、卓越した教育システムで価値を発揮させられる企業様。
・求人媒体でも採用できる人材には25%のフィー。しかし、特定の職種と幹部層には50%のフィーを設定する企業様。
このように、転職者の方にとって意味のある人事施策を取っている企業様や魅力のある企業様にはフィーがいくらでも紹介したくなるのが紹介業に携わる人間の性分なのです。
買い手市場になると、そんなことも言えなくなるんですけどね。。。
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